それだけパートナーの浮気に悩まされている人が多いということです。
ここでは浮気調査の基本事項についてまとめました。
浮気の兆候
浮気をしているといろいろな兆候が現れます。
下記はその代表的なものです。
- 携帯を家の中でも肌身離さず持ち歩くようになった
- 携帯が鳴っても自分の前では出ない
- 帰宅してすぐに入浴したがる日がある
- 急におしゃれになった
- 自分の趣味と思えない持ち物を持っている
- 助手席の位置がいつもと違っている
- 車の中に女性の髪の毛が落ちていた
- SNSに異性と一緒にいる写真がアップされた
複数の兆候があれば、浮気の可能性が濃厚です。
しかし、これらはあくまで「兆候」であって「証拠」ではありません。
兆候をリストアップして相手に迫っても、浮気していることはまず認めません。
それだけでなく、警戒して隠れてやるようになるので、「証拠」がつかみにくくなってしまいます。
兆候しかつかんでいない段階では、ポーカーフェイスで観察を続けることが大切です。
浮気相手と知り合う場所
男性の場合、職場が一番多いですが、フィットネスジムなども要警戒です。
キャバクラ、スナックなどの水商売や風俗関係者も一定の割合を占めます。
女性の場合、職場、ジムや習い事教室などとともに、同窓会が大きな契機になっています。
同窓会参加後に急におしゃれになったりしたら、かなり怪しいです。
男女ともに出会い系サイトの利用は見られます。
浮気の証拠
では、浮気の「兆候」ではなく、「証拠」と言えるにはどんな条件が必要でしょうか?
第一に、言い訳不可能で、相手が浮気を認めるしかないないものでなくてはなりません。
第二に、万が一、離婚裁判になった場合に、裁判官が「不貞行為」の証拠として採用するものでなくてはなりません。
それは、具体的には、ラブホテル出入りなどの「写真」です。
ただ二人で歩いてるだけとか、居酒屋で一緒に飲んでいる写真などでは証拠になりません。
男女関係以外ありえないシーンで、顔がはっきり写っていて人違いもあり得ない写真でないとダメです。
メールや録音は偽造の判別や本人特定に問題があり、証拠にはなりにくいです。
また、違法な手段で入手した証拠は、法的に証拠として採用されません。
興信所の浮気調査とは?
興信所(探偵)の浮気調査とは、パートナーを尾行して、上記のような「決定的シーン」の写真を撮ってきてくれるものです。
その写真だけでなく、デートの過程も時間・場所とともに撮影記録して、調査報告書にまとめてくれます。
中途半端な調査の代償
決定的とは言えない写真を相手にぶつけると、問題がこじれる可能性が大です。
「これは僕じゃないよ。人違いもいいところだ。」
「会社の同僚と偶然会ったので、お茶しただけ。こんな写真でどうして男女関係と言えるの?」
「確かに写真ではハグしてるけど、同窓会で飲んで盛り上がったノリでしただけ。」
こんな調子で、相手はまず浮気を白状しません。
そして反撃が始まり、あなたが悪者にされます。
「深い絆があると安心してたのに、こんな卑怯なことをする人だったのか?」
「君に家計をまかせてたのに、興信所なんかにお金を使って…。二人の貯金計画はどうなるんだ!!」
さらに、決定的シーンを撮り直すための再調査は難しく、お金のかかるものになります。
相手は警戒を高めるので、尾行の探偵や車両は交替人数・台数を増やさないと発覚するからです。
だから、浮気調査は一撃必殺が肝要。
1回目の調査で、圧倒的証拠を押さえてしまわねばなりません。
尾行技術について
「人の後をつけるくらい簡単では?」と考える人もいるようですが、とんでもない話です。
尾行こそ、探偵技術の粋。一番奥が深くて難しいものです。
既に述べたように、異性と会っているだけの写真ではダメですから、決定的シーンが訪れるまで、長時間尾行する必要があることをよく考えてください。
変装などしても全体の雰囲気ですぐにわかりますから、依頼者本人の尾行は無理。
友人に頼んでも、素人が失尾(見失う)も発覚(バレる)もせず、長時間尾行した上に、顔がはっきり写った写真を撮ってくるなど、不可能です。
尾行には徒歩尾行と車両尾行がありますが、車両尾行はとりわけ難しいです。
真後ろの車の車内は、バックミラーでよく見えるのをご存じでしょう。
車両尾行は、一般車両を間にはさむか、一般車両がいない時は距離を取るのが原則です。
これをチームを組んで、交替・連携しながら行うのです。
素人が一台の車でやったら、たちまち失尾か発覚です。
交通事故を起こす危険も大きいので、素人が車両尾行をやるのは絶対よくありません。